ロシアリスクがわかる「3600の法則」とは? 2015年のリスクは欧州・ロシア・中国

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さて、競馬界にも新年が訪れている。この時期、中山競馬場のキーンと冷えた空気が筆者は好きだ。先週の中山金杯も出撃してノーホウラ(=回収なし!)に泣いたが、週末の3連休に捲土重来を期したい。

フェアリーステークスは人気薄のローデッドで

11日の日曜日はシンザン記念、12日の月曜日はフェアリーステークス。ともに3歳馬の登竜門だが、前者は出世コースで、2012年にジェンティルドンナ、2014年にはミッキーアイルが優勝している。ただしその分、堅く決まるレースが多い。後者は牝馬クラシックの前哨戦という位置づけだが、勝った馬がその後もパッとしない。その分、馬券は適度に荒れる。なにしろ当日は成人式であるから、少しくらい荒れても当然というものだ。

たまたま日曜日は町内会の新年会があるという都合もあり、フェアリーSで勝負することにする。芝のマイル重賞ということで、阪神JFに出走していたオースミアリス、コートシャルマン、トーセンラークが買われるのは順当だが、戦績はそれぞれ9位、10位、17位と振るわない。全体に抜け出た存在が見当たらない印象がある。

だったらここは人気薄のローデッドを指名してみよう。中京の芝2000mで勝っている、という点に着目した。ディープ産駒は中山でも走る、というのは有馬記念でも学習済み。しかも鞍上は、あの日のジェンティルドンナと同じ戸崎圭太騎手だ。ジェンティルの年度代表馬受賞に敬意を表し、あえて薄めから勝負してみたい。 

かんべえ(吉崎 達彦) 双日総合研究所チーフエコノミスト

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Kanbee

吉崎達彦/1960年富山県生まれ。双日総合研究所チーフエコノミスト。かんべえの名前で親しまれるエコノミストで、米国などを中心とする国際問題研究家でもある。一橋大学卒業後、日商岩井入社。米国ブルッキングス研究所客員研究員や、経済同友会代表幹事秘書・調査役などを経て2004年から現職。日銀第28代総裁の速水優氏の懐刀だったことは知る人ぞ知る事実。エコノミストとして活躍するかたわら、テレビ、ラジオのコメンテーターとしてわかりやすい解説には定評がある。また同氏のブログ「溜池通信」は連載500回を超え、米国や国際政治ウォッチャー、株式ストラテジストなども注目する人気サイト。著書に『溜池通信 いかにもこれが経済』(日本経済新聞出版社)、『アメリカの論理』(新潮新書)など多数。競馬での馬券戦略は、大枚をはたかず、本命から中穴を狙うのが基本。的中率はなかなかのもの。

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