安倍首相が、経済再生には「この道しかない」と高らかに叫んだ昨年の総選挙。ご存じの通り連立与党が大勝したが、はっきり言って印象の薄い選挙だった。筆者は、数日後には、総選挙があったことをほとんど忘れていた。読者もそうではなかったか。
「この道しかない」がよぎって、有馬で賭けたが・・
一方、中山競馬場では、総選挙から2週間後の12月28日に、例年と比較しても豪華なメンバーで有馬記念が行われた。「東洋経済オンライン」のプレミアムイベント(12月22日)にいらっしゃった方には発表したが、筆者は、ジャスタウェイの勝利に賭けた。ジャスタウェイ。「『この道しかない』、がテーマで勝てるなら、ジャスタウェイだ!」とも少しだけ思ったが、総合的に見てメンバーの中で一番強いと思った。投資で言うなら、ファンダメンタルズを買った。
レースは出だしの1000メートルが1分3秒位の超スローとなったが、福永騎手騎乗のジャスタウェイは後方3、4番手に位置を取った。最後の4コーナーに向かって押し上げて行くも、インを突いて馬ごみをさばくリスクは取らず、大外を回して追い込んで、いい脚を見せたが惜しい4着だった(直線があと100メートルあれば勝っていたろうが、中山競馬場にそれはないのだ)。
あとでレースビデオを何度か見たが、見る度にジャスタウェイが一番強い競馬をしたと思う。馬券は外したが、自分の見解は間違っていなかった、というような、虚しい納得感が残った。
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