「誰でも動画時代」を確信したベンチャーの大転換 既存事業を縮小し「動画自動生成」に大胆注力

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国内ベンチャー企業の資金調達額は再び過去最高水準に。次なる「ユニコーン」候補があらゆる業界で生まれている。その中から厳選した各社を総力取材。金の卵探しを始めよう。

創業者の高松雄康CEOは、博報堂での勤務や化粧品口コミサイト「アットコスメ」を運営するアイスタイルの副社長を経て、オープンエイトを起業した(記者撮影)

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昨今、YouTubeやTikTok、TwitterなどSNSの普及で、すっかり一般化した動画配信。かつて動画を扱うのはテレビ局など一部のメディア企業に限られていたが、現在はそれ以外のあらゆる企業から個人まで、誰もが動画を制作し発信する時代となった。

そんな中、AI(人工知能)の活用によって誰でも簡単に高品質な動画を作成できるツール「ビデオブレイン」で注目を集めるのがオープンエイトだ。今年1月に未来創生ファンドなどを引受先とする第三者割当増資や日本政策金融公庫からの融資で、約30億円を調達。累計資金調達額は約70億円に上る。

定番ツールには高機能ゆえの難点が

従来テレビ局や映像制作会社が用いてきた動画編集ツールは、アメリカのアドビが提供する「プレミア プロ」や、同じくアメリカのアップルが手がける「ファイナルカット プロ」などだ。個人の動画制作でも、それを生業とするユーチューバーはプレミア プロを用いるケースが大半で、企業・個人にかかわらずプロ向けのツールとしては定番といえる。

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