「車の需要は多様化する。新たな収益源に挑戦していく」 ヤナセ 吉田多孝社長

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イベントが開催できなかったことで苦労したというヤナセの吉田社長(撮影:尾形文繁)

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105年の歴史と全国に約250の販売・サービス拠点を持つ国内最大の自動車ディーラー、ヤナセ。ベンツやAudi、VW、ポルシェなど輸入車の専売店を幅広く展開している。2017年には伊藤忠商事がヤナセの出資比率を引き上げ、子会社化した。
コロナ禍の影響で国内の輸入車市場は4月、5月に前年同月比で4割前後も落ち込んだ。今後の国内市場についてどう考えているのか。吉田多孝社長に聞いた。

イベントが開けず販売に苦労した

──コロナの影響で輸入車は大きく販売が落ち込みました。

緊急事態宣言が発令された4月の半ば以降から販売が落ち込み、4月、5月はかなり厳しい結果になった。宣言が解除された6月以降は徐々に戻ってきている。一方で、来店はそこまで減っておらず、例年の7割程度はあるという印象だ。こちらは車両のメンテナンスがあったからだ。

われわれは、来店だけでなくフェアなどの販売促進につながるイベントを通してお客さんとのタッチポイントを増やている。その中で新規のお客さんにつながっていく。こうしたイベントが開けなかったため、販売には苦労した。

──価格帯によって売れ行きの違いは出たのでしょうか。

高額の車種については一応安定していた。(輸入車の中で)少し下の価格帯のボリュームゾーンの車種で、購入の様子見が起きている。(購入を見合わせるのは)コロナの影響で複数年にわたって先行きの不透明感が拭えないからだろう。

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