プレスリーの豪華飛行機、オークションへ 自身が内装をデザインした「コンベア880」

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エルヴィス・プレスリーの個人所有機2機が、ロックンロールの最高級コレクションの一品として封印入札で競売にかけられる事になった。その中の1機には、黄金の洗面台と豪華な寝室が完備されている。このニュースをジュリアンズ・オークションが金曜日 (1月2日) に伝えた。

ジェット機の「リサ・マリー」と「ハウンド・ドッグ 2」は、キング・オブ・ロックンロール自身がデザインし、内装を施した飛行機である。これらの飛行機は入札者に対して、2機一緒に売り出される。米ドルで1000万~1500万ドルの値が付くと予想されている。

これらのジェット機は、今では安全に飛行できる状態ではない。現在は、テネシー州メンフィスにあるプレスリーの邸宅「グレイスランド」で、過去30年に渡り一般公開されている。

すべてのデザインに関与

プレスリーは1975年に、デルタ航空からコンベア880を25万ドルで購入した。彼が亡くなる2年前の事である。彼の娘にちなんで「リサ・マリー」と名付けた。

プレスリーは30万ドル以上をかけてジェットの改装を行い、豪華な寝室、重役会議室、バー、4台のテレビに接続されたビデオシステムなどを完備した。彼は機体を赤、白、青に塗り、尾翼には彼のモットーである「テイキン・ケア・オブ・ビジネス」の略「TCB」の文字を入れた。

「プレスリーがどのように粋に旅していたかが分かります」と、ジュリアンズ・オークションの専務であるマーティン・ノランは説明する。

動画は1分01秒~)「今、私たちは彼のプライベートジェットに乗っているのですが、まるでグレイスランドにいるような感覚を私達に与えます。プレスリーはこのジェットを1975年に購入しましたが、あらゆる改装を行ったのです。内装のすべてに、彼は携わりました。彼は生地や、浴室の備品も自分で選びました。機内のすべての装飾選びにも関与しました。テキサス州のフォートワースで、エアフォースワンの改装に携わった人達に改装を要請しました。エルヴィスは、特にそのことを得意がっていました」

また、プレスリーは1975年に、ロッキード・ジェットスターである8〜10人乗りの「ハウンド・ドッグ 2」を90万ドルで購入している。「リサ・マリー」の改装を待っている間に、この機体を購入した。

夜に移動するのが好きだったプレスリーは、4つのエンジンがついた28人乗りのコンベアを使って約3000マイル (4,800キロ) を旅したと思われる。

コンベア880は、1959年から1962年の間に65台だけ製造された飛行機である。

入札者は、グレイスランドに隣接する数エーカーの土地を、これらのジェット機の展示のために購入することも出来る。この土地は、プレスリー博物館とは独立したものである。

身元が公開されていない現在の所有者とグレイスランドとの契約は、4月末に終了する事になっている。

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