
カリスマ投資家 内田 衛(うちだ・まもる)大手生命保険会社勤務を経て現在は専業投資家。外食株の保有は、生活防衛と投資の“一石二鳥”という。株主優待での食べ歩きはその企業の定点観測にもなる。使い切れない優待はオークションで売却も。
3億円以上の資金を株で運用しているカリスマ個人投資家の内田衛氏。その投資法は、値上がりを狙う正攻法の中長期投資が基本。一方で投資資金の約1割を「株主優待が魅力的な銘柄」に配分。そのうちの多くが外食株だ。内田氏に外食株を買う理由と、外食株の株主優待の活用法を聞いた。
そもそも高校時代に投資を始めた目的は株主優待でした。親戚が映画館の株を保有しており、株主優待で映画が見られることを知って、これをきっかけによく利用する外食チェーン店の株を優待目的で保有するようになりました。
私の保有株式の内訳は、キャピタルゲインを目的に中長期で保有している3銘柄が投資金額の約9割。残りが株主優待を目的とした「優待銘柄」で、その約7割が外食関連株です。
今はゼロ金利が続き、消費増税が日々の生活に追い打ちをかけています。投資目的だけでなく、生活防衛のためにうまく外食株の優待を活用することが消費者としても賢い選択だと思い、自ら実践しています。優待で食べ歩きすれば、新メニューやお店の運営状態もつぶさに確認でき、皮膚感覚で業績への影響がわかるので、投資の判断材料にもつながっています。
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