「いつかは自分の店を持つ」という夢が数万円の初期費用でかなう時代が来た。
バーや居酒屋が営業しない昼間などに店を借りてカレー店を営む「間借りカレー」。その数が近年、急増している。
間借りカレーといえば、もともと大阪がメッカ。2010年ごろから次々と登場し、大阪でスパイスカレーの一大ブームを巻き起こす一因になった。東京でも、15年ごろから間借りカレー店が目立つようになった。特にここ1〜2年でその数は飛躍的に増えており、確認できているだけでも50を優に超える店が誕生している。大阪、東京以外の都市でも、間借りカレー店は目に見えて増えている。
中には行列のできる人気店もあり、間借り営業で経験と実績を積んだ後、晴れて実店舗をオープンする人も少なくない。間借り店主の属性はさまざまで、副業目的で運営する会社員のみならず、主婦や大学生が営むケースもある。
間借りカレー店がこれだけ広がっている大きな要因の1つが、「出店ハードル」の低さだ。本来、飲食店を始めるには店舗を借りるための敷金や礼金、賃料、内装費、調理器具代などで数百万〜数千万円の初期費用がかかる。
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