ビジネス用途に対応しているカフェやファミリーレストランが増加中。
フリーランスである筆者は、執筆や打ち合わせなどでカフェを使うことが多い。都内のさまざまなカフェを利用しているのだが、当然ながら仕事に向くカフェ、向かないカフェがある。
ファストフードやファストファッションがあるように、カフェにも「ファスト系」と「スロー系」がある。注文や商品受け取りをカウンターで行うか席で行うか、客席と厨房が完全に分かれているかなどが境界線になると考えている。例えば「ドトールコーヒーショップ」はファスト系、注文を取りに来てくれる「珈琲所コメダ珈琲店」はスロー系と定義できる。
ファスト系カフェは、充電用コンセントを備える店舗が多い点で便利だ。が、家族や友人と訪れる客も多く、おしゃべりが気になることもある。それにファスト系は短時間の利用を前提とするところが多く、わざわざ「長時間の仕事や勉強はご遠慮ください」という注意書きを掲げる店舗があるほどで、仕事では使いにくい。
超便利な会議室
海外でカフェ文化が発達している都市としてまず思い出すフランスのパリは、「1杯のコーヒーで長時間過ごすのが当然」というスタイルが根付いている。仕事をしている人は少数であるが、カフェは飲み物とともに時間と場所を提供する場という意識が、営業する側にも利用する側にもあるようだ。
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