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老いゆくメディアに新興メディアが挑戦状 ▶▶PartⅡ過熱する争奪戦・広告マネー

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若者はネットファースト

[ポイント1]
フジテレビの凋落が著しい。ゴールデンタイム視聴率でテレビ東京にも抜かれ最下位に落ちる週も。かつて誇った高待遇も急速に悪化している

[ポイント2]
広告市場で首位のテレビを猛追するのがネット広告だ。SNSの拡散力を目の当たりにしたスポンサーは、広告戦略の見直しも考え始めている

[ポイント3]
AbemaTV、LINE LIVEなどネットの新興動画メディアが台頭しつつある。今後、テレビのネット接続が進めば境界はあいまいになるだろう

 

今やゴールデンタイムでテレビ東京に負けて民放最下位の週もあるほど、フジテレビジョンの視聴率は底なし状態が続いている。フジの2016年3月期営業利益は前期比で半減。コストカットは厳しさを増しており、冬のボーナスは「基本給の2カ月分ならマシなほう。給与とボーナスの比率が5対5だったから年収減がきつい」と、あるフジ社員は嘆く。かつては半期ごとに基本給の5カ月分も珍しくなかったボーナスに、底打ちの兆しは見えない。

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