【産業天気図・食品/飲料】茶系中心に堅調。ただ酒類に先細り懸念で「晴れ時々くもり」

猛暑効果を享受した食品・飲料業界。特に飲料は、冷夏で落ち込んだ昨年から一転して、各社ともフル操業状態。7月の販売数量は大手6社で前年比3割弱増(推計)となった。8月も2ケタ近い伸びになったようだ。
 1~8月までの累計で見ても、前年比8%増を達成。秋以降にやや鈍化しても、茶系飲料を中心に需要は底堅いとみられる。
 一方、猛暑というカンフル剤があったにもかかわらず、需要が戻らないのがビール・発泡酒。7月だけは9%増となったが、1~7月の累計では4%減。ビール、発泡酒の分類に入らないサッポロビールの「ドラフトワン」(雑酒扱い)に発泡酒需要の一部がシフトしているとはいえ、需要は低調だ。
 消費低迷の影響や若者のアルコール離れ、あるいは飲酒習慣の変化などが指摘されているが、消費そのものはマイナス傾向が続いている。ドラフトワンが好調なサッポロビールも、来年度以降も人気が続くのか、まだ結論を出すには尚早だ。
【長谷川隆記者】


(株)東洋経済新報社 電子メディア編集部

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