安河内:だからこそ名称変更とスコア均一化をして、「4技能化に対応しています」というところを、うまくアピールする必要があるのです。
今のTOEICに足りない受験者のケア拡充を!
千田:もうひとつ平行してやってほしいのは、TOEIC発案者が思い描いていた原点に戻って、TOEICの先に何があるのか、待っているのかを、受験者にしっかり見せてあげてほしいですね。「730点というスコアだったら英語で何ができるようになるのか、またそこに到達するためにはどんな学習をすればいいのか」という2本立てでね。学習法と獲得したスコアで広がる世界の可能性の両方を、カウンセリングとガイダンスでしっかりと示していく。そこが今後のTOEICの発展を左右する大きなファクターになってくると思います。
何も難しいことではありません。受験者の質問にシンプルに答えていけばいいだけですから。やる気にさせるようなカウンセリングの仕組みを、受験者はつねに求めていますからね。安河内さん、一緒に作ろう!
安河内:モチベーションを保つ部署をですか? いいですね。
千田:学習のカウンセリングと、英語を学んだ先に広がる可能性に関するガイダンスだね。それを真剣に考えなければいけないと思います。TOEICテストの最先端はTOEIC受験者の心の中にあるのです。何のためにTOEICを受け、英語を勉強するのか、スコアの先やその後に広がる世界を提示することが必要だと思います。そんな実動部隊を作ってほしいですね。そういったところで、私や安河内さんみたいな人間がネットワークでつながり、チームとしてお手伝いできたら最高ですね。
安河内:ぜひ、実現させましょう。英語に対する熱い思い持った人に会ってネットワーキングすると、モチベーションが上がりますからね。
千田:TOEICに限らず英語のテストは、すべてやる気をアップさせるツールとして使うべき。最近は特にテストを受けてやる気がダウンしている人が多いように感じます。英語学習者のモチベーションに火がつけられるように、お互い頑張っていきましょう!
(構成:山本 航、撮影:上田真緒)
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