第一生命保険・渡邉光一郎社長--「石川遼のような生命保険」が110周年へ向けた戦略の第一弾

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 実は、営業職員教育の中に、健康に関するパーツをものすごく増やしている。これは、自分たちの健康を考える、自分たちの健康を増進する、顧客の健康を考える、顧客の健康を増進する、そのための知識付与を教育にカリキュラムに入れていく。そうして初めて第3分野というものの商品の販売にもつなげられる。
 
 第3分野を提供するのに自分が健康じゃなくてどうやって説明するんだって話でしょうし。顧客の健康を願わなければ、第3分野商品なんて提供できない。サービスの考え方と社内教育の体系をパッケージで整備していくということだ。
 
 それから、顧客との接点強化は株式会社化を通じ体感したビジネスモデル。これもしっかり打ち出していく。もちろんインフラの強化も必要だ。たとえば営業事務の、次世代のマルチプラットホームの「新・生涯設計」システムの開発や営業用のモバイル端末の刷新、銀行コンビニATMのネットワークの拡充とか、こういうことが考えられる。

社内では、新たな価値創造と成長戦略を展開していく「新創業」の取組みを完遂するため、「立体的経営」「現場型経営」「3現主義」の3つのキーワードを話している。
 
 3現主義とは、現場、現物、現実で、私が考える現場主義とは、経営者が現場に行くことではない。現場とは、すべての組織の顧客接点のことで、顧客接点のない部門なんてほとんどない。そういう現場を中心に、現場自身が課題を「見える化」し、いつでも経営層に見える姿にしているということが前提。現場が自律自転で回っていて、あるいは経営者が行かなくても、レポーティングされているのが本来の姿だと考えている。その現場主義で、全組織が顧客接点強化という形でPDCAサイクルを回しながら動けるならば、当社は格段に強くなると思っている。(談)
(木村 秀哉 撮影:吉野純治 =東洋経済オンライン)

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