第一生命保険・渡邉光一郎社長--「石川遼のような生命保険」が110周年へ向けた戦略の第一弾
今後は、商品・サービス・提案を大きなフレームワークにして整備することが重要だ。パーツじゃなくてフレームワーク。これは人・モノ・ITで体系を作り、あらゆる接点を強化するということ。
すなわち、『すべてのお客さまに、私たちすべてが、すべての接点で、「一生涯のパートナー」』という「新・生涯設計」のコンセプトのもと、契約者、被保険者、受取人、家族、契約前の顧客等、すべての顧客をオールコンタクトという概念で捉えてしまうということ。
われわれすべても、リソースも含めてすべて。あらゆる接点とは、契約時、契約期間中、支払い時のどの段階においても、顧客とのすべての接点で、それぞれの生き方にあった、そのベストな備え方を「一生涯のパートナー」として提供するという、こういう考え方の整理をしようじゃないかということだ。
具体的には、「石川遼のような生命保険へ」というキャッチフレーズを打ち出した。
あれは実は単発ではなく、この体系整備をバックボーンに持ちながら、打ち出している。これから110周年に向けての大河の流れを作っていく、その最初の商品で眼に見えるものが、「石川遼のような生命保険」だ。
「順風ライフ」「医のいちばん」「8大生活習慣病特約」等、これは戦略体系上の第3分野強化や成長市場のテコ入れ、それから既契約市場からの展開などを背景にした商品体系の整備が背景にある。これは、第1弾であり、当然これ単発ではない。
それから、コンサルティングや教育力の強化もそれに合わせてやっていく。生涯設計プランの全体を教育部門含めて体系を整備していくことにしている。「新・生涯設計」教育体系というようなことを、これから構築してカリキュラムも再整備する。