就活の新常識、「人気圏外企業は働きやすい」 "働きやすい会社"はジミな会社が多い

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ちなみに「就職人気ランキング」上位10社の顔ぶれは、1位がJTBグループで、以下、三菱東京UFJ銀行、全日本空輸、明治グループ、JR東日本、日本航空、野村證券、みずほフィナンシャルグループ、大和証券グループ、日本生命保険と続く。「平均勤続年数ベスト100」と「就職人気ランキング」の上位10社はまったくダブらない。

「就職人気ランキング」の上位10社の勤続年数を見ると、1位のJTBグループはデータを開示していない。2位の三菱東京UFJ銀行は14.9年。3位の全日本空輸はNA(東洋経済のアンケートと取材に対し回答を拒否したという意味)。4位の明治グループは14.9年、5位のJR東日本は17.2年となっている。

有給休暇取得日数がいちばん多いのは東武鉄道

続いて「有給休暇ベスト100」。実際に社員が取得した有給休暇日数の多い順に企業をランキングしている。1位は1年間で23.1日の有給休暇を取得している東武鉄道。2位以下は、東燃ゼネラル石油、東芝、ダイキン工業、NTTファイナンス、JX日鉱日石エネルギー、NTT西日本、本田技研工業、ケーヒン、NTT東日本、阪急電鉄と続く。

鉄道、NTTグループ、エネルギー系の企業が目立つ。しかし、東燃ゼネラル石油は就職人気ランキングの300位圏外、東芝は61位で100位以内に食い込むが、ダイキン工業は300位圏外、そしてNTTファイナンスも300位圏外だ。

やはり、「有給休暇ベスト100」と「就職人気ランキング」のトップ10社もまったく重ならない。人気企業が働きやすくて、居心地のいい会社とは限らないということは、データが証明している。自分が会社に求める「価値」を明確にしてから企業研究を進めよう。

田宮 寛之 経済ジャーナリスト、東洋経済新報社記者・編集委員

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たみや ひろゆき / Hiroyuki Tamiya

明治大学講師(学部間共通総合講座)、拓殖大学客員教授(商学部・政経学部)。東京都出身。明治大学経営学部卒業後、日経ラジオ社、米国ウィスコンシン州ワパン高校教員を経て1993年東洋経済新報社に入社。企業情報部や金融証券部、名古屋支社で記者として活動した後、『週刊東洋経済』編集部デスクに。2007年、株式雑誌『オール投資』編集長就任。2009年就職・採用・人事情報を配信する「東洋経済HRオンライン」を立ち上げ編集長となる。取材してきた業界は自動車、生保、損保、証券、食品、住宅、百貨店、スーパー、コンビニエンスストア、外食、化学など。2014年「就職四季報プラスワン」編集長を兼務。2016年から現職

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