薄毛に悩む人が意外とわかってない増毛法の盲点 髪を傷めずに保つには土台となる頭皮が肝心だ

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男性だけでなく女性の間でも薄毛への関心が高まっています(写真:shimi/PIXTA)

中高年以上で薄毛に悩む男性は少なくありません。一方、最近では、メディアや雑誌で女性の育毛特集や女性の薄毛に関しての話題も目にすることが増えました。女性用の育毛製品も多くあります。

女性の薄毛は、頭頂部に髪がなくなるとか生え際部分から頭頂部にかけて髪がなくなるという、いわゆるAGA(男性型脱毛症)のような薄毛ではありません。

「つむじ割れ」「生え際のボリューム」「分け目の薄毛」「ぺちゃんこ髪」「シャンプー時の抜け毛」「地肌が透けてきた」「産後の抜け毛から前髪が薄い」など、女性の3割は何かしらの髪の悩みを持ち、40代以上では実に5割以上が、つむじ割れや分け目の薄毛化に悩まれています。

女性が悩む分け目の薄毛とつむじ割れ

私は理美容業界に長らく身を置いた経験を基にして、20年近くにわたり、薄毛や抜け毛で悩む大勢の人に発毛ノウハウや育毛商品などを提供しています。実は自分自身が一時期、かなりの薄毛だったのですが生活習慣の改善などにより、それを克服した経験も持っています。

拙著『フサフサ大作戦!──あなたの髪がよみがえる方法のすべて』でも詳しく解説していますが、女性の分け目やつむじ部分が薄くなる原因は、必ずしも年齢的な問題だけとは限りません。ストレスや過度なダイエット、ホルモンバランスの乱れや間違ったヘアケア、偏った食事による栄養不足などでも、若い女性が薄毛になってしまうことがあるからです。

最近では、さらに今まで経験したことのなかったコロナ禍という大きなストレスの要因もあります。

「抜け始めたら育毛剤を使えば大丈夫」。

そう考えている人がいるとしたら、それは正解ではありません。

髪に必要なのは栄養分、酸素とデトックスです。

これらのどれが欠けても髪は生えませんし、いくら素晴らしい育毛成分を毎日塗っても髪はフサフサにはなりません。そして体や頭皮に毒素がたまっていれば栄養分も酸素も行き渡りにくくなります。

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