「何となく不調な人」が見過ごすと危ない4サイン 「心の水位」が下がっているかセルフチェック
メンタル不調には、うつ、抑うつ状態など、いろいろな呼び方がありますが、そうした「心の水位」が下がっている状況とはどういうものなのかを理解することが大切です。
精神的なストレスや肉体的なストレスで、脳がうまく働かなくなっている状態が、うつといわれます。セロトニンなど神経伝達物質の枯渇によって、心の水位が下がってしまっているということです。多くの場合は、心の不調の前に、体が悲鳴を上げています。 人によって、体が出す疲れのサインはさまざまで、頭痛や耳鳴りがだんだんひどくなったりします。
僕は、疲れてくると左目のまぶたがピクピクけいれんしたり、指先に水疱ができたりしますし、口内炎ができるとか、ぼうこう炎になるという方もいます。体がそうした疲れのサインを出しても、悲鳴や訴えに目をつぶって、頑張ってしまうのは仕方がないこともあります。
メンタル不調のチェックポイント
まず、メンタル不調、抑うつ状態になっているのかどうか、ということを自分でチェックしていくための4項目を挙げてみましょう。これらは、僕がクリニックにいらっしゃった患者さんにも、必ずお聞きしていることです。次の4項目のいくつかが2週間以上続いているかどうかに注目してください。
①なんだかうつうつとしている
なんだかうつうつとしていませんか? なんとなく気分が晴れない、物事を進めようとしても意欲が湧いてこない、何をするにしても曇り空というか気分が明るくないといった感じです。いつもの自分と比べて「なんだか気分が晴れない日が続いているのではないか?」と問いかけてみてください。
②最近、大好きなことに、楽しんで取り組めていない
興味・関心を持っていることに対して、楽しんで取り組めているかどうかも大事なチェックポイントです。大好きなこと、時間を忘れて熱中してしまうようなことは、暇さえあればやりたい、仕事が終わったらやりたいという気持ちになるものですね。ゲームを毎日何時間もやっていたとか、野球や好きなアーティストの動画をつい長時間観てしまうとか。
でも心の水位が下がっていると、動画を15分ぐらい観てやめてしまうようになったという方もいれば、そもそも再生しようという気にならなくなったという方もいます。そんなことより、横になっていたいという方もいるでしょう。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら