スポーツを仕事にする! 生島淳著
タイトルは、プロの選手になることではなく、スポーツの世界で働くということ。この10年間で、世界のスポーツを取り巻く状況は劇的に変化し、スポーツに縁がなかった人でもスポーツビジネスに携わることが一般化している。
現代のスポーツは「する・みる・ささえる」の三つの要素から成り立っているという。なかでも「ささえる」が大きい。アメリカではプレー経験のない人が、プロスポーツのヘッドコーチや監督になって成功している。チームが強くなるには未経験者でもいいというのが、いかにもアメリカらしい。
日本人の実例が紹介されている。イギリスでスポーツサイエンスを学び、海外での選手の活動を支えるOさん、イチローの個人トレーナーからマリナーズのトレーナーになったMさん、シンクロでソウルの銅メダリストからメンタルトレーニング指導士に転進したTさん等々、その姿はどの人もとても素敵である。
ちくまプリマー新書 756円
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