急落後急騰「賢い投資家」買う買わない、どっち? 株式投資も「ディフェンス力」が武器になる

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株式市場で、無傷でいられる投資家は一人もいません。長く投資を続けていくなかでは、必ず損失を被ります。かといって、必要以上に怖がることもありません。なぜなら、投資のリスクはコントロールができるからです。

ディフェンス力② 適正な投資金額を決める

投資用に貯めたお金が100万円あるとします。この資金からどの程度まで株式に投資してもいいでしょうか。投資した株価が半値まで下がるという前提で考えてみましょう。

ケース① 全投資資金の40%を株式に投資する。

このケースでは、全投資資金100万円の40%ですから、40万円を株式に投資します。この時に、株価が半値になったら、どうでしょう。

株式の評価額は20万円に目減りしますが、預金が60万円あります。悔しい気持ちはあると思いますが、投資シナリオに自信があれば、持ち続けたり、買い増して、再び株価が元の水準に戻ることを待つことも考えられます。

ケース② 全投資資金の100%を株式に投資する。

全投資資金の100%、つまり全額の100万円を株式に投資した時に、株価が半値になったら、どうでしょう。

株価が半値になれば50万円です。売却すれば、手元に50万円の現金が戻りますが、50万円の損失を確定させることになります。

全額を投資して、それが半分になるほどの損失を被ったら、気持ちはどうなるでしょうか。投資シナリオに自信があった時に、ケース①と同じように持ち続けることができるでしょうか? さらに下がるのではという不安で狼狽売りしてしまうかもしれません。

君が自信をもって買った株式が値下がりした時に、そのことが気がかりで夜も寝られないなら、明らかにリスクを取り過ぎています。

イラスト:白井匠

株を売るタイミングについて、心に留めておくべき大事な言葉です。

株価が下がった時ではなく、投資シナリオが間違った時に売れ!

賢い投資家は、株を買う時に想定した投資シナリオが間違っていると判断した時には損切りして、間違っていないと判断した時には持ち続けるのです。

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