大学破綻 合併、身売り、倒産の内幕 諸星 裕著
日本の大学は本格的な淘汰の時代を迎えつつある。本書は大学教育が抱える問題点を洗い出し、時代にマッチした教育機関として再生するための方策を示したもの。
長年、大学の行政管理や改革を手掛けてきた著者は、教員や職員に「大学における最大の受益者は学生である」という自覚がないと断言。大学版「事業仕分け」と題し、研究者としては優秀でも教育者としては失格な教員や、活用されない図書館の蔵書などさまざまな無駄を指摘する。
経営的感覚の洗練や、その大学独自のミッションの明確化、学生たちにどんな付加価値を与えて社会に送り出すかといったビジョンを持つことなど、生き残りを懸けたさまざまな戦略を提言する。
角川oneテーマ21 760円
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