日本は世界4位の海洋大国 山田吉彦著
本書は中国や韓国、ロシアとの領有権問題などの具体的な解決方法を、さまざまな角度から分析する。中国が執拗に尖閣諸島の領有権を主張するのは、そこに潤沢な化石燃料が眠っているからで、裏返せばそれは、日本がメタンハイドレートを含む豊富なエネルギーを持っていることの証左ともなる。
海洋問題の専門家の著者は、それだけ日本の海は豊かだという。ほかにも魚などの食料は言うに及ばず、レアメタル、ウランなどが採れる可能性がある。それらの資源を積極的に活用すれば、日本は世界に冠たる海洋大国となれるというのが主張だ。
海洋開発の最前線から、資源の宝庫である海の無限の可能性を探る。
講談社+α新書 880円
ブックマーク
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
トピックボードAD
有料会員限定記事
ライフの人気記事