暗号資産「手を出す前」に要確認!特徴と注意点 投資利益は「雑所得」として課税対象になる

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暗号通貨も将来性を見込んで「投資」をすることもできますが、トレードをすることもできます。トレードとは、未来を予想するインベストメントとは違い、値幅を取りに行くという投資法で、「投機」とも言います。

暗号通貨トレードは、株式投資やFXトレードなどと比べて、また独特の特徴があるので、覚えておくといいでしょう。通貨トレードをするうえでおさえておきたい、特徴と注意点は次の3つです。

暗号通貨トレード おさえておきたい特徴と注意点3つ

特徴1 ダイナミックな価格変動
特徴2 土日祝日含め、365日24時間取引できる
特徴3 取引所で購入した通貨は、簡単に送金や売却ができる
<特徴1 ダイナミックな価格変動>

暗号通貨は、日本円やドル、株式などと同じように売買されることによって価格が変動します。

この価格変動がダイナミックであるのが特徴の1つで、投資対象として魅力的に感じる人も多いでしょう。2009年にビットコインが誕生した直後は、価格は約0.2円でした。その後に上昇と下降を繰り返し、2021年には700万円台を付けるほど上昇しました。

暗号通貨に使われている技術自体、インターネットの次世代技術として可能性が感じられ、技術成長への期待が価格に反映されています。

短期的な価格変動も、一部の投資家にとっては魅力です。2021年現在でも、わずか数日で20%以上も変動するときが何度もありました。

<特徴2 土日祝日含め、365日24時間取引できる>

暗号通貨は365日24時間いつでも取引ができます。

株式であれば、日本の東証では証券取引所が開いている、平日9時~11時30分と、12時30分~15時の合計5時間が取引できる時間です。FXは月曜の朝7時頃から土曜の朝6時頃まで取引できますが、土日やお正月の取引は行われません。

しかし暗号通貨は市場が閉まるタイミングがないため、取引所がメンテナンスしているとき以外は、いつでも取引ができるのです。土日祝日も、取引が可能。

ただしそのせいで、つねに相場に張り付くなど生活リズムに影響が出る場合も多く、自己管理が求められます。

取引する時間を決め、その時間以外は損切や利益確定の注文を出しておくといいでしょう。

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