「最後まで読んでもらうメール」に学ぶ3つの法則 返事がもらえない営業マンのメール文面とは?
このメールをもらった人は、「うげッ」と思うでしょう。
文章としては、さほどおかしなところはないものの、とても頭に入りにくい。非常に込み入った構造をしているからです。
まず、「AをBに、CをDに、EをFに」と、複数の指示をひとつの長い文に並べているのがダメ。これでは、指示する箇所と内容がパッとつかめません。
プロフィールの話で改行したのはよいですが、これも、要するに何をすればいいのか、わかりにくい。先方から連絡があったという余計な情報を付け加えたからです。最後のあいさつ文に、日程周知という新たな用件を加えたのもダメです。
こういうメールを書いてしまう人は、そもそもアイキャッチとしての記号の効果を知らない人です。作文記号が頭にある人は、はるかにわかりやすく書きます。
大まかな用件を伝えたうえ、指示内容を箇条書きに
・1ページ3行目 「精神科」→「心療内科」
・ 2ページ右上写真キャプション 「コミュニケーション」→「学校や会社でのコミュニケーション」(※挿入です)
・2ページ下から2行目 「考察したい」→「考えてみたい」
●プロフィール修正
・削除=「四方山大学非常勤講師」のくだり
・字数調整=100文字
●日程の周知(※念のため再度お願いします)
まず原稿修正やプロフィール変更などがあると大まかな用件を伝えたうえで、指示内容を箇条書きにまとめる。こうすれば、もらった側もすぐ理解できるしミスも起きません。
読む人に対する、こんな心くばりこそ、「仕事ができる」ということの本質でしょう。
心をつかむ文章の技を身につける参考にしてください。
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