資格試験「落ちる人」「受かる人」の参考書の使い方 モチベーションの高い時期にやりがちなこと

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間違ったアプローチで勉強を続けると、どんどん間違った方向に知識が増えてしまいますし、問題の解き方や考え方も間違っているので合格から遠ざかってしまうのです。大切なのは、勉強を始める前に、合格までの最短コースを調べて自分なりにそれを理解してから勉強を始めることです。

資格試験の勉強において、一番モチベーションが高いのは、「この資格をとる」と決めて勉強を始めた時です。最初期が勉強のモチベーションのピークで、以後、少しずつ下がっていくのが普通で、途中で最初期よりも高いモチベーションになることはまずありません。

多くの人が最もやりがちな「過ち」

この一番モチベーションが高い最初期に、参考書や問題集を何冊も買い込み、参考書の1ページ目から勉強を始める人がいます。多くの人が最もやりがちな過ちだと言えるかもしれません。

これこそが効率をまったく無視したムダだらけの勉強法であり、いつまでも受からない勉強のやり方なのです。誤解している方も多いのではないでしょうか。

「富士山に登るぞ」と決めて、いきなり登り始める人はいないでしょう。ところが、資格試験の勉強では、この当たり前に考えれば絶対にやらないようなことをやる人が多いのです。

富士山に登るのであれば、まず登山ルートを調べ、どんな服装が適切なのか、登山靴はどのようなものがいいのか、装備は何がどれだけ必要か、いろいろと調べて、それらを購入してそろえるところから始めるはずです。

もし、こうしたことを何も調べずに、富士山が山開きしたというニュースを聞いて、「よし登ろう」と思い立ち、半袖短パンで富士山に行ったらどうなるでしょうか。誰が見ても山をナメた無謀な自殺行為でしかなく、途中で断念せざるを得ないことは間違いないでしょう。

資格試験の勉強でも、モチベーションが高いからと、いきなり参考書の1ページ目から勉強を始めるのは、これと同じ。絶対に合格にたどり着けない無謀な自殺行為なのです。

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