資格試験「落ちる人」「受かる人」の参考書の使い方 モチベーションの高い時期にやりがちなこと

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つまり、効率的な勉強を最優先に考えながら、継続できるようにさまざまな工夫をすることが、社会人が資格試験に合格するためには必要不可欠なのです。

それでは、効率のいい勉強とは、どのようなものでしょうか。

例えば、自宅や会社から最寄り駅までの行き方は、いろいろあると思います。それらの中の最短コースが最も効率の良い行き方になります。当たり前ですね。毎日の通勤ルートであれば、最短コースはなおさら自分の頭に入っていると思います。

では、一度も行ったことがない企業や店を訪れるとしたら、あなたはどうしますか。あらかじめ地図を見て、最寄り駅はどこか、最寄り駅からどう行くのが最短コースかを調べておいて、当日はスマートフォンの地図アプリを見ながら目的地へ向かうはずです。

「合格までの最短コース」を調べる

資格試験の勉強においても同様で、勉強を始める前にあらかじめ合格までの最短コースを調べておけば、効率のいい勉強ができます。

ところが、資格試験を目指す人の多くが、この「合格までの最短コースを調べる」作業をせずに、いきなり勉強を始めてしまいます。その結果、遠回りをする人もいれば、途中で方向を間違えてしまう人もいて、なかなか合格というゴールに到達できません。

一生懸命勉強を続けているにもかかわらず、なかなか合格できない人がいますが、こうした人は、合格とは違った方向に向かって勉強していたり、合格の近くを通り過ぎてしまって逆に遠ざかったりしているのです。

司法試験では、何年も勉強する間に、方向感覚を失ってしまったのか、迷走している人をたまに見かけます。こうした人は、勉強量が足りないから合格できないのではなく、コースを外れた、方向性を誤った勉強をしているから合格できないのです。

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