今日からできる「お金が勝手に貯まる」3ステップ 新卒時代、ぼくもこの方法で貯められました!

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強い意志で「貯めよう」と決めたのですから、A口座のお金は絶対に手をつけないよう自分を律することが大切です。この3つめのステップができれば、自然とお金は貯まっていくはずです。

【ステップ3】A口座のお金は絶対に手をつけない

A口座の5万円は、「何があっても」手をつけてはいけません。特別な行事があって、お金が必要でも使いません。一度ルールを破れば、その後、自分を律するのは困難だからです。A口座は「貯金用の口座」で、使えるお金は1円も入っていないと思うことがポイントです。

「先取り貯蓄」を実行しているのに、「お金が貯まらない」という人がいますが、それは、あらかじめ設定したルールを守らないからだと思います。

さらに、都合よくルールを改変してしまう人もいます。「今月は苦しいから今回だけ、少しくらいならいいだろう」と、貯蓄用の口座からお金を引き出したとします。

一度「ルール」を破れば、再度破ることへの抵抗感はなくなるのが人間の性だと思います。そうすると、貯金はどんどん減り、いつまでたってもお金が貯まらなくなってしまうのです。

「あれば使ってしまうのが人間」、だからルールが大事

口座を2つに分ける方法は、自分ではやりたくてもできないことを、ルールで強制するものです。聖人のように意志の強い人なら、日々つつましく生活し、毎月しっかりお金をあまらせて貯蓄に回すことができると思います。

でも、ぼくを含め、普通の人は、なかなかそううまくはいかないものです。「あれば使ってしまうのが人間」だからです。

ぼくが新卒時代に「先取り貯蓄」を始めた理由はとくにありません。でも、「何かルールをつくって自分を追い込まないと、お金が貯まらない」ような気がしたからです。国税局に在籍していた2年1カ月で貯めたお金は、その後、よしもとの養成所の入学金や生活費に充てることができました。

「本気でお金を貯めたい」と思ったら、「無理なく継続できる自分なりの『先取り貯蓄』のルール」​をつくり、一度決めたら、その「自分との約束」を守り抜くことが大切です。

そうすれば、1年後、2年後、そして10年後、あなたの預金残高は十分に増えているはずです。

さんきゅう倉田 お笑い芸人、ファイナンシャルプランナー

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さんきゅう くらた / Thankyoukurata

1985年、神奈川県生まれ。大学卒業後、東京国税局を経て、吉本興業で芸人になる。好きな言葉は「増税」。

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