広瀬アリス「泥くさい仕事が合っている」と語る訳 がむしゃらに働くことを選んだ20代の仕事論

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広瀬さん:監督からはせりふのリズムについてアドバイスをいただきました。

本当に微々たる差なんですけど、監督の言われたとおりに少し間をあけてみるだけで、せりふを言っている私まですごく心地よくなるんです。

きっと最初に私が演じていたキミマルミキは、ちょっと硬かったんだと思います。でもせりふのリズムを崩すことで、がらっと印象が変わったんです。

演じれば演じるほど、私もミキのことがいとおしくなりました。

大九監督が手がける作品に登場するのは、少しこじらせている女の子ばかり。だけど、見ているうちに自然と彼女たちのことを応援したくなる。

広瀬さん:それは、大九監督が女性のかわいらしいところを引き出してくださるからです。今回ご一緒してみて、そう実感しました。

俳優の仕事は泥くさい。そこが、私に合っていた

近年、目覚ましい活躍を遂げている広瀬さん。だけど、「自分がプロフェッショナルだと思ったことはほとんどない」と自己評価は控えめだ。

広瀬さん:ただ、目の前にあるものを全力でやるということしかできないんです。そんな器用なタイプじゃないので(笑)
(写真:洞澤佐智子)

今、広瀬さんが全力を傾けているものこそ、仕事だ。

広瀬さん:今はつねに仕事が頭の中にあります。お休みをいただいている間でも、仕事を忘れたことは1日もないです。それくらい、この仕事が好きで楽しいです。

人それぞれいろんな幸せのかたちがありますけど、人生で1回ぐらいがむしゃらに仕事を頑張る時期があってもいいのかなって。
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