「科学技術大国」中国の真実 伊佐進一 著
中国の科学技術力については大きく意見が分かれる。米ロに続き船外宇宙活動を成功させた宇宙先進国と見るか、偽物や論文盗用が後を絶たない科学技術後進国と見るか。
科学技術担当の一等書記官として北京の日本大使館に3年間勤務した著者は、こうした相矛盾する二面性を中国の「格差」と「分野」の問題としてとらえる。そして、その特殊性を生かせる分野において、科学技術はかなりの速度で進展していると指摘する。
世界の中で伸びゆく中国と相対的に縮小しつつある日本。欧米諸国が中国との連携を強める中、日本は中国とどう向き合うべきなのか。中国の科学技術の現状と将来を予測し、日中の科学技術分野での戦略的互恵関係を説く。
講談社現代新書 798円
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