医師と弁護士の「働き方」に未来はあるか? 弁護士ドットコム×メドピア 社長対談(第2回)

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――患者さんとお付き合いするケースってあるんですね。

石見:整形外科などでは、そういうこともあるみたいですよ。たとえば脚を骨折した患者などは、病気ではないので健康な人と同じようにコミュニケーションをとれる。入院していればいろんな話をする機会もあるでしょう。

でもやっぱり医師は男のほうがモテますよ(笑)。でもそれは弁護士も同じじゃないですか。なんだか昼間っから夜の会話になってきましたね。

元榮:えーっと(笑)。実際、一部の女性弁護士は婚活に苦労するみたいですよ。弁護士は司法試験に合格すると、司法研修所というキャンパスみたいなところで一同に研修を受けるのですが、女性弁護士はそこで相手を見つけられるかどうかに一生がかかっているという話があります。集合修習といって、埼玉県の和光市にある研修所で一同に集まる期間が3~4カ月あるのです。そこで出会った同士が結婚することもある。

みんな司法試験に合格して、長いトンネルを抜けたばかりなので「浮かれている」という表現がぴったり。大学1年生みたいな、ハイな感じになってますね。

――医師も弁護士もハードワークだと思います。知人に弁護士と医者の夫婦がいて、2人とも忙しいのですが、どちらかと言うと弁護士のほうがまだ時間の融通は利くようです。

元榮:そうですね。弁護士はまだ時間のやり繰りができます。でも医師は完全にシフト制ですものね。

石見:医師はやっぱり当直があるので。たとえば僕は心臓の内科医だったのですけど、命に危険のある方がいれば駆け付けなければいけない。女子医大病院に勤めていたときは、医局からうちのマンションの部屋が見えたので、照明がついていたら呼び出されることもありました。弁護士さんは基本的に昼間の仕事ですよね。

元榮:そうですね。誰か逮捕されたりすると、夜間でも接見に行くことはあります。でもそう滅多にはない。

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