デジタル時代の著作権 野口祐子著
見逃したテレビ番組もインターネットで検索すれば動画サイトで視聴できたり、書籍をスキャニングして検索するサービスが登場したりと、デジタル化の進展で今や著作物の複製や改変、送信は一般化しつつある。
こうした変化の前に創作者の権利、すなわち著作権が、旧来の法体系では対応しきれない状況にある。著作権をめぐり、今何が変わり、何が問題となっているのか。アメリカで最先端のデジタル著作権を研究した知的財産法の専門家が、現在の日本の著作権制度の仕組みと成り立ちを振り返り、デジタルネットワーク技術の普及によって著作権者が直面しているさまざまな問題を整理。これからの著作権法のあり方を提言する。
ちくま新書 903円
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