梅棹忠夫 語る 聞き手 小山修三
いわく「自分の足で歩いて、自分の目で見て、自分の頭で考える」「思いつきこそ独創や。思いつきがないものは、ひとのまねということや」「『分類するな、配列せよ』。機械的に配列や。大事なのは検索」「一番いかんのは、美的にかざることやな。それで、何かいいものができたみたいに思う」「日本における悪しき伝統として、インテリ道というのがある」「インドが東洋なら、日本は東洋ではない。日本が東洋なら、インドはもうぜんぜん東洋とちがう」「学問から思想は出てこない。思想から学問はあるな」、そして「マルクスには『べき』がある。わたしには『べき』がない」。
著作集23巻をものした語り手による、「座談の名手」の面目躍如の「最後の対話」集。
日経プレミアシリーズ 892円
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