残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法 橘 玲著

残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法 橘 玲著

自己啓発本にかねて違和感を持つ著者は、勝間和代・香山リカ論争から切り込んでいく。そして、「“やればできる”という自己啓発では、この残酷な世界を(ほとんどの人は)生き延びることはできない」として、「“やってもできない”という事実を受け入れ、それでも幸福を手に入れる」ための新しい成功哲学を、「伽藍(がらん)を捨てバザールに向かえ」と「恐竜の尻尾のなかに頭を探せ」という言葉で説く。

著者も、一読でこの言葉の意味が読者に理解できるとは思っていない。幸福に至る自己啓発での狙いを3要素に「因数分解」して、多くの「名著」を借りつつ吟味し、その成功の方法をかみ砕いて説明する。

後者の成功哲学は、何とか好きなことで評判を得て、それを収入につなげられれば、テールでも生きていくことが可能という「ショートヘッド・ロングテール論」に基づく。信奉者にはこたえられない「橘玲の世界」が展開される。

幻冬舎 1575円

  

ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • スナックが呼んでいる
  • 競馬好きエコノミストの市場深読み劇場
  • インフレが日本を救う
  • 就職四季報プラスワン
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
50歳からの<br> お金の教科書

リタイアも見えてきた50歳。老後は1億円必要といわれ、不安なのはお金だが、どう向き合えばよいのか。高齢期は低リスクが第一。各種保険や仕組み債のリスクも盛り込み、人生100年時代の「正しい資産運用術」を個別具体的に指南。