熱気が静まらない阪神甲子園球場、トラキチが殺到する外野の新名所

阪神タイガースがクライマックスシリーズで死闘を演じるなど、ファンを魅了する阪神甲子園球場。今年の球場への入場者数は前年実績(約380万人)を上回るのが確実な情勢だ。その熱気はスタンド外でもとどまるところを知らない。

球場外のレフトスタンド下に今年3月オープンした「甲子園歴史館」。球場側が見込んだ年間入場目標者数10万人は早くも7月に突破し、10月までに累計15万人に達した。全国から連日熱い甲子園ファンが押し寄せている。

それもそのはずだ。歴史館は甲子園を舞台に数々のドラマを演じてきた阪神タイガース、高校野球の歴史を一堂に集めた展示施設で、ファン垂涎の一品がごろごろしている。タイガース歴代選手のユニホームから実際に使用されたスコアボードの選手名板、「タイガース背番号ヒストリー」までファンの“知識欲”をくすぐる展示物のみならず、「箕島vs.星陵」「早稲田実業vs.駒澤大学付属苫小牧」など、各時代の高校野球の名勝負がダイジェスト映像で堪能できる。

甲子園球場は2007年10月から3期間にわたり、大規模な刷新工事を実施。内外野席や売店の改装、象徴の1つだった大屋根「銀傘」の架け替えなども行われた。歴史館はその一環で新設された、まさに集大成といえる。

(梅咲恵司 =週刊東洋経済2010年10月23日号)

※記事は週刊東洋経済執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。
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