どうする?非正規雇用ママの「やりがい」問題

33歳、やりがいの小さい仕事を変えるべきか

あなたのご相談を拝見して私がアドバイスするとしたら、きっと想像どおりだと思いますが、「アクションしちゃえ」ということになっちゃいますねぇ。

今のお仕事で家庭との両立ができている、ということですから、今のバランスは、あなたにとってそれなりに心地いいのでしょう。もやもやしながらも、「小さな子どもを抱えて転職活動しても、思ったようには決まらないのではないか」とか、「退職してから転職活動をして、内定がもらえなかったら、保育園を退園しなくてはならないかも」とか、転職活動への不安も大きいと思います。

さらに、たとえ希望どおりの転職先が決まり、やりがいある仕事を任されたとしても、「今のように家庭と両立しながら、働いていくことはできるだろうか」といった新たな不安も生まれるかもしれません。

でもさ、無責任だけど、やってみないとどうなるかなんてわからないじゃない! 現状維持を選択したって、ご主人の突然の転勤もありうるかもしれないし、お子さんにだってどんな都合ができるかもわからない。あなたの今の職場でも、突然の雇用調整があるかもしれない。あなたにとっては、「壊れないように見える現状」だって、どうなるかわからないんですもの。

そして何よりも、もやもやしながら「やりがいのない仕事」を続けていたって、あなた自身が楽しくないじゃないですか。すごく長い時間を、仕事に充てるわけですよね?

人の採用は、必ずしもスペックだけで決まらない

それにしても、35歳前くらいになると「もう転職できなくなっちゃう!」と焦ってくる人、いっぱいいますよねぇ。むかーし、私が若かった頃も、29歳になったら急に焦りはじめて、「30歳までに何か決めとかないと!」と思ったりしたものですが、今の時代は35歳が区切りなのかなぁ。年齢だけではなくてワーキングマザーとしての制約もあるわけですから、転職活動に対する不安は大きくなるばかりなのかもしれません。

私はリクルートで20年以上も人材事業にいたので、めちゃくちゃたくさん求人を見てきたし、採用面接もしてきました。確かに未経験の若手の募集はたくさんあって、「35歳くらい」が目安になっている企業が多いのも事実です。そして、ご主人が転勤族だったり、お子さんが小さかったりすれば、「続けてもらえるかわからない」と判断する企業もあります。

でも、意外と「人の採用」ってそういうスペックばかりをみて決めていないんですよ。そうやって基準を超えても応募してくれた人に、強い熱意を感じることだってあるし、転職回数だって理由が合理的なら、「ハイ、終了」なんてことにはならない。

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