武器なき“環境”戦争 池上彰、手嶋龍一著
ともにNHK出身のジャーナリストが、環境問題を通じて世界のあり方と日本の進むべき道を提示する対論集。
「環境の世紀」といわれる今世紀は、地球温暖化の阻止が全地球的な課題であり、それは国際政治の中心的なテーマでもあるという。そうした中で、日本がCO2排出量を減らす手段を武器に、独自の外交戦略を構築する必要性を強調する。「排出権取引」や「カーボン通貨」など、したたかな他国が決めた枠組みを鵜呑みにする一方では、自分たちが不利になるばかりと。
日本は世界トップレベルのエネルギー効率を達成している。その省エネ技術を武器に、国際的な発言力やシステム構築で世界をリードしていく方法論を模索している。
角川SSC新書 819円
ブックマーク
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
トピックボードAD
有料会員限定記事
ライフの人気記事