「ロコ・ソラーレ4人組」の心に響きまくる16名言 北京オリンピック銀メダルに繋がった人間力
吉田知那美選手「このとき、『銀メダルだったからよかったんだ』と言えるような選手生活をこれからも送っていきたいなと思いました」
「次は金メダルを獲る」、あるいは「世界選手権で初優勝する」という決意を感じさせる言葉でした。北京オリンピックでの銀メダルという一部をピックアップするのではなく、長い選手生活を見据えられる視野の広さを感じさせます。
「ポジティブを保つ」ための名言
吉田知那美選手「これはこれで新しい技!」
吉田夕梨花選手の2投目が狙い通りにいかず微妙な空気が流れたとき、すかさずこの言葉をかけ、全員が笑顔になりました。ベストではないときもベターとみなし、良いところを探してポジティブな声をかける。次のプレーにいち早く切り替えられるうえに、試合終盤の緊張感をほぐす効果のある言葉でした。
吉田知那美選手「苦しい舞台、大変な舞台で、苦しそうな顔、つらそうな顔をするのは、誰にでもできると思うんですけれど、(苦しい中で)楽しむには、たぶん覚悟がいる。それだけはこのチームでカーリングをし続けるうえで大切にしていきたいです」
ポジティブに楽しむことを意識的に行っている様子がうかがえます。笑顔を楽しむことも、「覚悟を持てなければ揺らいでしまうもの」ということでしょう。金メダルを獲得したイギリスのイブ・ミュアヘッド選手は、「日本選手たちは大好き。対戦するのが楽しいし、どの試合も楽しそう。あの笑い声とスマイルはカーリングにとって素敵なこと」と称えていることからも、その難しさがうかがえます。
吉田知那美選手「私たちは『カーリングが好きだ』っていうのを隠さず表現したいですし、『どんなときにいちばん、人間が力を発揮できるか』っていうふうになったら、やっぱり夢中で楽しんでいるとき。子どものように何か好きなことに没頭しているときに本当の力が出てくると思うので、『カーリングが好きだから』という根底のところは隠さず否定せず、その気持ちを全面に出してプレーしていきたいです」
「好き」というポジティブな気持ちを「隠さず表現したい」と言えるからこそ、緊張感あふれるプレー中も笑顔で振る舞えるのでしょう。「夢中」「没頭」し続けられるものを見つけられたという幸福感も彼女たちに引きつけられる理由の1つ。さらに自分たちだけでなく、「みなさんにもきっと見つかるはず」という思いも感じさせます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら