「ロコ・ソラーレ4人組」の心に響きまくる16名言 北京オリンピック銀メダルに繋がった人間力

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この種目男女を通じてオリンピック最高記録を達成した彼女たちの雄姿に日本中が釘付けとなりました(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)

北京オリンピック最終日の2月20日まで勝ち残り、日本中の人々を熱狂させたカーリング女子日本代表のロコ・ソラーレ。彼女たちは21日の帰国後、1週間の隔離期間中ではありますが、メディアの要請に応える形で23日にオンライン会見や取材対応が行われました。

昨年9月末から海外遠征が続いていたため、彼女たちにとっては約5カ月ぶりの帰国。過去最高成績となる銀メダルを獲得した今大会を元気いっぱいに振り返りました。その言葉にはこれまで同様、人々の心に響くものが多かったのです。

ここではロコ・ソラーレの快挙を称えるとともに総括の意味も込めて、大会期間中から帰国後のオンライン会見までに彼女たちが語った考えさせられる言葉の数々をピックアップ。ポジティブなムードの保ち方、チーム力の上げ方、逆境との向き合い方、結果につなげる方法など、人々にとって学びになるとともに実践的なものが目白押しです。

「チーム力を上げる」ための名言

○ROC戦の試合後(10-5で勝利)
藤澤五月選手「(鈴木)夕湖のショット率がそんなに良くなかったんですけど。でもそれがあったからこそ、知那(美)だったり、私だったりのショットがつながって決め切れました。私以外の3人がたくさんスイープしてくれて、ショットを決めてくれた。チーム全員で勝ち取った勝利だなと思います」

この試合、極度の不調に悩まされ、涙を流した鈴木選手を優しく包み込むような言葉でした。「めったに泣かない」という鈴木選手をフォローするとともに、「私たちはどんな状況でも全員で戦う」というメッセージ性を込めたリーダーらしさも感じさせます。

○帰国後、「報道ステーション」(テレビ朝日系)のインタビューで
藤澤五月選手「(『意見の合わないときは?』と聞かれて)それぞれの意見にいい部分はあるので、それをまずしっかり受け入れて、その中でチーム全員で『何がベストか』を考えて、余裕のある選手が声をかけたり、ポジティブな態度を見せたり、自然にそういうふうになっているんじゃないかなと思います」
「『個々の得られた情報をいかに共有してショットにつなげられるか』が大事なので、『チーム全員が心地よくてベストな状態ができるか』を常に話し合いながら過ごしてきました」

まず個々の意見を受け入れ、情報を共有したうえで、チームにとってのベストを突き詰める。誰かの意見や情報が正解や不正解ではなく、全員が正解とみなして話し合うため、メンバーは「肯定してもらえる」「否定されない」という安心感があるのでしょう。

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