「ロコ・ソラーレ4人組」の心に響きまくる16名言 北京オリンピック銀メダルに繋がった人間力

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○決勝のイギリス戦終了後(3-10で敗戦)
石崎琴美選手「銀メダル以上に、世界一のコミュニケーションを見せられたと思う。だから、この銀メダルはちゃんと喜んだほうがいいよ」「この4人じゃなかったら私はチームに入ってなかったので、私の中では銀メダル以上のうれしさを持って表彰台に立ちました」

悔しさ一色で染まりそうなメンバーがこの言葉で一変。鈴木夕湖選手は、「さっきから喜びはじめて、これ(銀メダル)が宝物になりはじめています。2分くらい前から!」と笑顔で語りました。さらに率先して「銀メダル以上のうれしさ」と喜びの言葉を語ったことも含め、理想の上司を思わせる振る舞いだったのです。

○5人目のメンバー・石崎琴美選手について
吉田知那美選手「『本当に琴美ちゃんがいるから、たぶんこの場にしっかりと立っていられるな』っていうところはあります。氷の上で戦ってる姿しかテレビには映ってないと思うんですけど、私たちには琴美ちゃんがテレビに映らない裏でやってくれていることの大きさが多分チームの強さだと思うので、『それはもうすでに世界一なんじゃないかな』って思っています」

深夜の試合会場でストーンや氷の状態をチェックする「ナイトプラクティス」を行うほか、プレー時のアドバイスを送り、精神的なフォローも行う石崎選手に対する感謝のコメント。最大限の言葉で伝えるとともに、チームメイトを「世界一」と言い切れるすばらしさを感じさせました。どんな結果に終わっていたとしても、その気持ちは揺らがないのでしょう。

「逆境と向き合う」ときの名言

○韓国に大敗を喫して(5-10で敗戦)
藤澤五月選手「負け試合のほうが学ぶべきことはすごく多いですし、『そこからいかにカムバックできるか』がこういった大きな大会の転機にもなると思うので。今日たくさんミスをしたので、そのミスを明日しないようにしっかりチームで話し合って、改善点はたくさん出てくると思うので、切り替えてやりたいと思います」

ロコ・ソラーレのメンバーは終始、ミスを「アイスの情報を得るためには必要なこと」「この先の試合に生かせるもの」とみなしていました。試合に負けても、落ち込んだり、イライラしたりせず、次の試合で勝つためのプロセスと考えている様子がうかがえます。

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