パートの人に影響大!「社会保険」適用拡大のカベ 今年10月から変更、年間20万手取り減の場合も

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パートなど短時間労働の人、必見です(写真:つむぎ / PIXTA)

意外とご存じない方も多いようなのですが、今年10月からパートなどの短時間労働者に対して、社会保険が適用拡大されます。今まで、扶養の範囲を超えないように、年間の収入を調整しながら働いていた方や副業などで勤務時間が短く社会保険に加入していなかった方、さらにはそういったご家族を扶養されている方は特に注意が必要です。

社会保険は、加入要件に該当すれば本人の意思にかかわらず強制的に加入しなければなりません。そのため、早い段階から加入要件を押さえたうえで、必要に応じて、雇用契約を変更するなどの対応も必要となってきます。

そこで、今回は今年10月から短時間労働者に適用拡大される社会保険について、今のうちに押さえておきたいポイントを4つにしぼってお話します。

1、 対象となる会社を押さえよう

今年の社会保険の適用拡大ですが、対象となる会社は従業員100名超の会社です。すでに従業員が500名超の会社は2017年10月から適用となっており、今回、適用される規模が500名超から100名超に下がるわけです。

なお、2024年10月には、さらに従業員50名超の会社に適用拡大されることになっています。

ここでポイントなのは、この従業員100名の考え方です。まず、従業員のカウントは、法人つまり会社単位で考えることになるので、支店や営業所といった事業所単位で考えるわけではありません。

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