上司への"付き合い残業"、続けるしかない? 世代間ですれ違う「働き方」思想

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長時間労働は体の健康にも支障を来しますし、心の健康にも悪影響です。残業続きで睡眠時間も減少し、結果として「昼間ぼーっとしている」という、いかにも悪循環な人もいるのではないでしょうか。

実際、睡眠の量的不足や質の悪化は生活習慣病のリスクにつながると、多くのデータが証明しています。ハフィントンポスト創業者で、2013年に米国フォーブス誌の「世界で最もパワフルな女性100人」に選ばれたアリアナ・ハフィントン氏も、「成功するためには睡眠を十分にとること」と明言しています。

付き合い残業がないとチームワークが崩れる?

睡眠は、「借金は返せるが、貯金はできない」と言われています。つまり、週末に疲れた体を元に戻すことは可能ですが、「寝貯め」することは不可能ですよね。そんなときは、日々の夜の過ごし方がポイントです。「絶対に何時までに寝る」と決めて、朝型生活に切り替えていくようにしましょう。 

部下「私たち部下は、“付き合い残業”を続けていくしかないのでしょうか?」

そうではありません。そもそも「付き合い残業をしないと、チームワークが乱れる」という考え方から改善していかねばならないのですが、メリハリある働き方がまだ浸透していない職場もあるようです。しかも残念ながら、いまだに「ダイバーシティ」についての概念を理解していない上司も多く、

上司「え、お台場ですか?」

なんて、本気で言う人もいたり(笑)。言うまでもありませんが、ダイバーシティとは「多様性」を意味する言葉。個々の「違い」を受け入れ、認め、生かして、変化し続けるビジネス環境や多様化する顧客ニーズに対応していくことなのですが、ご存じでした?

上司「も、も、もちろん……!」

このような上司がいるオフィスでは、こちらから提案してみてはいかがでしょう。まずは長時間労働が及ぼす悪影響、そして「成果を昼間に集中して出す」ことの重要性を説いてみることです。

でもいきなり要望だけをストレートに言ってはいけません。この提案でのポイントは、自分がしっかりとひそかに努力して実践して成果を出したことを伝えるなど、根拠を示すこと。焦らず、徐々に伝えていくことですね。

それでは、次のお悩みケースです。

部下「女性管理職は当社でも増やすべき!と信じてはいるのですが、自分は?と聞かれても、手を挙げようとは思いません」

これもまたよく聞くお悩みのひとつですね。なぜ手を挙げようとは思わないのでしょうか。

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