両手に持ったコントローラだけではなく、頭にかぶる本体もコントローラの1つとなるのがQuest 2。しゃがむ、ジャンプする、前後左右に移動するといった身体の動きも、360度視界のゲームの世界の中で反映される。
身体ごとコントローラになるという感覚は、リズムゲームやフィットネスゲームとの相性がいい。そのため、任天堂Switchのリングフィットアドベンチャーのように運動不足解消に効果的で、ダイエット効果も期待できるゲームが多く揃っている。
「FitXR」というゲームは月額固定会員制のサブスクリプションサービスで、リアルなフィットネスクラブのようにゲーム内のパーソナルトレーナーがトレーニングメニューを提案してくれる。ステイホーム重視でジム通いを控えている人でも、自宅にいながらして気持ちよく運動できる。
ほかのアバターと一緒に運動できるイベントも
無料で遊べるアプリの1つに「VRChat」(ブイアールチャット)という、メタバースの1つとも言われるVR SNSがある。世界中のユーザーがアバター姿となって、いろんな世界で旅をしたりゲームができるサービスで、音声チャットの機能も備わっているから会話も楽しめる。
SNSであるVRChatは、他のユーザーとのコミュニケーションが何よりも重視されている。しかし慣れていないユーザーはVRChat内の友人が少なく、会話をしたり一緒にゲームを楽しむ仲間を見つけるのが一苦労だ。日本人のユーザーが集っている場所(ワールド)を探すのも難しいし、自分から話しかけるのも勇気がいるだろう。
そこでオススメしたいのが、さまざまなユーザーが主催するイベントへの参加だ。特に運動をテーマとしたイベントがいい。
VRChat内でいろんなアバターが集い、みんなでコントローラを持ちながら運動するイベントを開催しているぴゅあ吉氏とsolla氏は共に、「運動が目的のイベントなら、会話からはじめなくていいから参加しやすい」という。
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