「XRヘッドセット」を親が子に与える深刻事情 日本とは異なる独自の発展を遂げる「英語圏」

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ヘッドセットをつけた子ども
英語圏のXRデバイス市場では、若年層ユーザーが急増している(画像:scaliger/PIXTA)
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2024年、XRデバイス市場は著しい成長を見せた。今年発売された製品だけでも、ARグラスとXRヘッドセットを合わせて10機種以上が市場に投入され、その多様性は着実に広がっている。

格安モデルのMeta Quest 3S、上級モデルのMeta Quest 3
左から格安モデルのMeta Quest 3S(直販価格4万8400円~)、上級モデルのMeta Quest 3(同8万1400円)。Sの文字の由来は「Start」(筆者撮影)(筆者撮影)

日本市場で品薄になるという異例の事態

特に注目すべきは、夏に起きたXRヘッドセット市場での予期せぬムーブメントだ。人気動画配信者であるスタンミ氏によるVRChat(VRC)実況動画が若年層の間で爆発的な人気を集め、Meta Quest 3やPICO 4といった主要なXRヘッドセットの在庫が日本市場で品薄になるという異例の事態を引き起こした。

YouTubeで582万再生を記録したスタンミ氏の実況動画 (YouTubeより)
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