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「XRヘッドセット」を親が子に与える深刻事情 日本とは異なる独自の発展を遂げる「英語圏」

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VRChatとは、アバター姿となり仮想空間のなかで会話ができるメタバースサービスだ。以前から一部のVTuberが参加するなど、賑わいを増してきていたものの、2024年夏の事態は"スタンミショック”と呼ばれ、さらに多くの配信者やVTuber、そして彼ら彼女らのファンがVRChatに集うこととなった。

この現象は、かつて「会いに行けるアイドル」として日本のエンターテインメント界に革新をもたらしたAKB48のムーブメントと興味深い共通点を持つ。憧れの存在と実際に交流できる可能性、その期待感が消費行動を促す要因となっているのかもしれない。この「出会いへの期待」という要素は、日本のXRデバイス市場において効果的な訴求ポイントとなる可能性を示唆している。

英語圏で広がる子どもたちのXR利用

英語圏のXRデバイス市場では、日本とは異なる独自の発展を遂げている。特に注目すべきは若年層ユーザーの急増だ。その代表例として挙げられるのが、VRゲーム「Gorilla Tag」の驚異的な成功である。ファミコンのような、もしくはマインクラフトのような低画質のゴリラキャラとなって、鬼ごっこをするゲームだ。ルールが極めて簡単なことも注目に値する。

上半身だけのゴリラが一緒に遊んだり、雑談したりして楽しめるVRゲーム「Gorilla Tag」(公式動画より)

「Gorilla Tag」は、XRヘッドセットという専用デバイスを必要とする参入障壁の高さにもかかわらず、日々100万人以上のプレイヤーを集める人気タイトルとなっている。収益は1億ドル(約156億7000万円)を超え、業界に大きな衝撃を与えた。特筆すべきは、この成功がソニーや任天堂といった既存の大手ゲーム企業ではなく、2021年に設立されたベンチャー企業によってもたらされたという点だ。

実際にゲーム内に入ってみると、明らかに低年齢の子どもたちが数多く活動している様子が確認できる。この現象は「Gorilla Tag」に限らず、前述したVRChatや、Meta社が提供するHorizon Worldsなどのメタバースサービスでも同様で、怪獣をカイユーと呼ぶなど、明らかに10歳未満と思われる舌足らずのユーザーが集まっていることがわかる。

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【XRデバイスが担う新たな役割】

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