モスが「キッチンカー」に見出した数多のメリット 洋服の青山に出店、課題の店舗増につながるか

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キッチンカーの披露会には、モスフードサービスの櫻田厚会長も姿を見せた(記者撮影)

広大な「洋服の青山」の駐車場内に現れたのは、あのハンバーガーチェーンのキッチンカーだった――。

「モスバーガー」を運営するモスフードサービスは創業50周年の記念事業として、1月29日よりキッチンカーを導入した。1号車は、東京・大田区にある「洋服の青山 大田久が原店」の駐車場内で稼働している。緑と赤のイメージが強いモスバーガーだが、視認性を高めるべくキッチンカーの配色は黄と黒にした。

定番商品の「モスバーガー」を改良したキッチンカー専用商品「50thMOS」(680円)などを主力とし、全5種類のメニューを提供。約1キロメートルほど離れた「モスバーガー千鳥町店」で食材保管や仕込みなどをこなし、同店を母店としてサテライトで展開する。

きっかけはトップ同士の縁

もともとモスバーガーは売り上げに占める持ち帰り比率が約6割と高かったが、コロナ禍の巣ごもり需要を背景に最大8割程度にまで上昇した。こうした強みを最大限に活かしつつ、商圏に縛られず顧客の元へリーチできないかという考えのもと、キッチンカー参入を決断した。

1号車の出店場所である洋服の青山 大田久が原店は、国道1号線沿いで車が立ち寄りやすく、近隣には住宅街も広がる。そのため、平日と休日両方の売り上げが見込まれる立地だ。

いきなりこうした好立地を確保できた背景には、洋服の青山を運営する青山商事の青山理社長とモスフードサービスの櫻田厚会長が顔なじみであったことが大きい。「(コロナによる)閉塞感のある社会を(両社が)協力することで何か喜びを提供できるのでは」(櫻田会長)という点で考えが合致した。

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