長谷工コーポレーションの勝算、東急綱島駅近辺で“ドミナント施工”に挑む


 長谷工といえば、分譲マンションに特化した唯一のゼネコンとして知られる。土地の持ち込みから、設計、アフターサービスまで、マンション建設に必要な業務を一貫して担当する不動産デベロッパーの事業代行的な活動を展開し、財閥系など大手業者との連携が増えている。

リーマンショック後は、プロジェクトが停滞して連携する案件が絞られてきた。が、2009年後半以降、分譲マンションの供給大幅減の反動で、首都圏、近畿圏ともに新規プロジェクトの再開機運がにわかに高まってきている。そんな中で、首都圏での供給戸数が2割を超える長谷工は、他のゼネコン各社を尻目に、意欲的にマンション開発物件を手掛けている。その勢いは、綱島エリアでの活動ぶりを見ると明らかだ。

工場跡地再開発の代表例、「ザ・ハウス港北綱島」

その1つで、長谷工コーポレーションが売り主でもある物件が、港北区樽町3丁目の「ザ・ハウス港北綱島」だ。2万平方メートルの敷地に地上7階建ての白亜の集合住宅(全487戸)が8月末に完成した。9月17日から入居が始まったが、売れ残りがあり、建物内のモデルルームで販売を継続している。

同物件は、綱島駅東口から歩くと20分程度かかるが、頻繁に往来するバスに駅から乗車すると7~8分で最寄りの停留所に到着する。地元不動産業者に聞くと、「バス利用という交通の便と、工業地域内という立地の悪さが災いして苦戦している。このマンションギャラリー近くで建設中の分譲物件(=「プラウド綱島リバーフロント」)は徒歩圏ということで即日完売しており、その差は大きい」と語る。

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