佐渡島:優秀な答えはAIが考えられる世の中で、「納得感を見つけるために歩調を合わせられる第三者」の存在は超重要。代理店に対して世間は人間関係で仕事を取っているイメージを持っているけど、実際は営業がクライアントに入り込んで、各組織の納得感の醸成の仕方に合わせて仕事を進めているんですよね。そうやって相手の歩調に合わせることにずるい印象を受ける人もいるでしょうけど、実はものすごく難しいこと。そこにほかの人が簡単にはまねできないすごいコミュニケーション技術が詰まっているような気がします。相手が欲しいのは答えではなく、「自分の歩調に合わせながら一緒に答えを見つける」ことなんですよね。それができるから、齋藤さんのところに継続して仕事が舞い込むのだろうなと思います。
齋藤:時には答えや解決策に誘導することもありますけどね。
佐渡島:それは気持ちいい誘導ですよね。本の中にも「プレゼンせずにいつの間にか決まっている」エピソードがありましたけど、それは重要だなと思います。
