北京五輪、米選手団もチャーター機で北京入り 中国ゼロコロナ政策下で設けられたルールに従う

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チャーター機は、ロックスターや王族が利用するぜいたくな移動手段である場合が多い。しかし、2月4日開幕の北京冬季五輪に出場する3000人前後のスキー、スケート、スノーボード、ボブスレーの選手の多くは、特別に手配されたフライトで北京に到着する見込みだ。

北京からの出発は臨時便かチャーター便に限る

新型コロナウイルスの制圧を目指す中国の「ゼロコロナ政策」の下でまとめられた感染防止の規則集「北京2022年プレーブック」(第2版)は、北京にはチャーター便か臨時便、民間航空便による移動が可能だが、北京からの出発は臨時便かチャーター便に限ると規定する。

いずれせよ民間航空便のほとんどがコロナ禍で運航を停止する現状では、チャーター機の人気が高い。

米国選手団「チームUSA」の公式キャリアであるデルタ航空は、米国オリンピック・パラリンピック委員会(USOPC)との間で、エアバスA350の単一のチャーター便を27日に運航し、アスリートや関係者をロサンゼルスから韓国・仁川経由で北京に運ぶことで合意した。

3月4日に開幕する北京冬季パラリンピックも別のフライトを手配する。A350(座席数306)はデルタ航空が運航する旅客機で最も大きい。USOPCによれば、総勢300人前後のアスリートが二つの代表団に加わる見通しだ。

デルタ航空の広報担当アンソニー・ブラック氏は単一のチャーター便運航について、「これほどの代表団を一回のフライトで五輪(開催都市)に運んだ例は過去にない」と説明した。

 

北京首都国際空港(1月21日)Source: AFP

 

原題:Olympic Athletes Use Chartered Flights to Get to China Safely(抜粋)

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著者:Katrina Nicholas、Mary Schlangenstein、William Wilkes

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