米モルガン・スタンレーは、7-9月(第3四半期)までに北海ブレント原油価格が1バレル当たり100ドルに達するとの見通しを示した。ゴールドマン・サックス・グループも同様の予測を明らかにしている。
顧客向けのリポートによると、モルガン・スタンレーは2021年に大幅に減少した在庫が年末までにさらに減少すると見込む。余剰供給能力は現在の日量340万バレルから同200万バレルに低下するという。また、石油産業の供給能力増強に向けた投資は、グリーン・イニシアチブの進展に伴い、この10年の終わりまでには30%縮小すると予想される。
同行の従来見通しでは、ブレント原油価格がバレル当たり90ドルに近づくと、需要減退が始まるとしていた。現在は石油製品の消費が底堅いことから、需要低下が起きるのは原油価格がより高い水準となった段階とみていると、マルタイン・ラッツ氏らモルガン・スタンレーのアナリストは指摘した。
ゴールドマン、ブレント原油予想引き上げ-22年7-9月に100ドルも
ゴールドマンも今週、ブレント原油価格が7-9月に同100ドルに達するとの見通しを公表していた。
原題:Morgan Stanley Sees Brent Hitting $100 by Third Quarter (1)(抜粋)
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著者:Sheela Tobben
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