国民に「愛される」岸田首相が市場に嫌われるワケ 本気で賃金を上げたいのなら何が必要なのか?

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ここから先はお馴染み競馬コーナーだ。この週末(23日)は中山競馬場でAJCC(アメリカジョッキークラブカップ、距離2200メートル、G2)が行われる。オーソクレースがダントツ人気で、ちょっと目には逆らいにくいように見える。強い4歳世代で良血馬、菊花賞2着の後だけに長距離レースには分がありそうだ。

1月のルメール騎手は低調、ならばポタジェで勝負

ただし気になるのは、鞍上のクリストフ・ルメール騎手が昨年12月4日のチャレンジカップ(G3)を最後に、重賞を勝っていないこと。名騎手ながら毎年、冬場は戦績が悪いのだ。おそらく2月に府中競馬場に移ってから、連勝街道となるのではないだろうか。

ここはあえて2番人気になりそうなポタジェを軸馬とする。前走の天皇賞(秋)では6着だったが、エフフォーリア、コントレイル、グランアレグリアなどとの勝負だったので、価値ある6着と考えるべきだろう。そこからボッケリーニ、スマイル、クレッシェンドラブ、マイネルファンロンと薄目に流してみる。ワイドでもかなりつきますぞ。ということで週末は穴狙いである。

(当記事は「会社四季報オンライン」にも掲載しています)

かんべえ(吉崎 達彦) 双日総合研究所チーフエコノミスト

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Kanbee

吉崎達彦/1960年富山県生まれ。双日総合研究所チーフエコノミスト。かんべえの名前で親しまれるエコノミストで、米国などを中心とする国際問題研究家でもある。一橋大学卒業後、日商岩井入社。米国ブルッキングス研究所客員研究員や、経済同友会代表幹事秘書・調査役などを経て2004年から現職。日銀第28代総裁の速水優氏の懐刀だったことは知る人ぞ知る事実。エコノミストとして活躍するかたわら、テレビ、ラジオのコメンテーターとしてわかりやすい解説には定評がある。また同氏のブログ「溜池通信」は連載500回を超え、米国や国際政治ウォッチャー、株式ストラテジストなども注目する人気サイト。著書に『溜池通信 いかにもこれが経済』(日本経済新聞出版社)、『アメリカの論理』(新潮新書)など多数。競馬での馬券戦略は、大枚をはたかず、本命から中穴を狙うのが基本。的中率はなかなかのもの。

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