こうして当事者目線を意識して民法を見つめなおした結果、みるみるうちに問題が解けるようになりました。断片的にしか持っていなかった知識が有機的に理解され、どんな問題でも大外しすることがなくなりました。そりゃそうですよね。当事者の目線に立って「金払え」、「物よこせ」、「どけ」のどれかから要求を選べばいいのですから。
「人と人」の話なら、何にでも応用できる
この考え方は、こと人と人の取引が関連する分野にはあまねく通じる話です。法律も外国為替も、人と人の取引が関連しますので、ご質問のケースについても、「誰目線の話なのか」を意識すると視界が開けると思います。
輸出、輸入といっても、ある人にとっての輸出は相手にとっては輸入なわけで、誰目線かによって行為自体が変わってきます。外為法などの様々な規制や決まり事も、誰かの目線・利益を意識して定められているわけですから、誰目線なのかを意識していれば「そりゃそうだよね」という決まり事がたくさんあることに気づき、知識が有機的につながっていくはずです。
以上、目線を意識することで知識の体系化が行われやすい、ということをお伝えしました。最初に“ちゃぶ台返し”をした割にはまともなことを言ったでしょ(笑)。ご質問者様が「苦手分野」に集中し、来年3月の試験を突破されることを願ってやみません。ではまた。
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