自分の成長にブレーキかける人が陥る3つの思考 何歳になっても成長し、自己実現の為に大切な事
今のように、パソコンでの仕事が当たり前の世界から見ると呆れてしまうような笑い話ですが、それを現代に置き換えて、パソコンではなくプログラミングへの態度、あるいはデジタル化への態度で考えたとき、さっきまで他人事として笑っていた人たちは、変わらず笑っていられるでしょうか。
「プログラミングや新しいデジタル技術なんて、今さら覚えられない。若者に任せる」
と考えている人は、50代以上だとかなりの数に上るのではないでしょうか。
もちろん、すべての人がプログラミングを習得すべきだ、新しい技術に対応すべきだなどというつもりはありません。仕事上、まったく必要のない方も多いですし、役割分担ができている場合には必ずしも自らが使えるようになる必要はありません。
これは、1つの典型的なたとえ話です。誰の心の中にも「今さらそれは自分には無理だし、このままでいいだろう」「自分は変わらなくても、誰かが何とかしてくれるだろう」という壁があり、その壁はキャリアの形成とともに、より強固になっていくことに気づいていただけたでしょうか。
「目に見えない形で」「いつのまにか」「少しずつ」
新型コロナウイルスで従来の生活がいったん停止したような、強制リセットのような外的な圧力が強く働いた場合には、ルールチェンジが誰の目にも明らかです。その場合は、新しいルールに合わせるしかないので、文句を言いつつも何とかその方向に向かって努力をすることになります。
そこには「ルールが変わったのだから、自分自身も変わらざるをえない」という納得感があります。
「新型コロナウイルスが流行しているから、ソーシャルディスタンスをとるしかない」
といった具合です。
ところが、自分自身については、そういう外圧は基本的にはありません。もちろん、職場の上司や仲間から、あるいは家族などから、
「もっと変わったほうがいいよ」
「考え方が古いよ」
などと言われることはあるでしょう。それは、素直に耳を傾けられるのなら、1つの大きなきっかけになります。
だけど、もっと大切なことは、自分自身で常に変化の機会に気づき、それを習慣づけて何度でも繰り返し行うこと――それがアンラーンです。